木へんに神の漢字「榊」の正体!読み方・国字の由来と神棚作法を解説

木へんに神の漢字「榊」の正体!読み方・国字の由来と神棚作法を解説

木へんに神の漢字「榊」の正体!読み方・国字の由来と神棚作法を解説にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

スーパーマーケットや生花店の店頭に並ぶ「神棚用の榊」を観察すると、地域や季節によって葉の形や大きさが微妙に異なっていることに気付きます。一般に流通している榊には、植物学上の真正なサカキである「本榊(マサカキ)」と、その代用品として広く親しまれている「ヒサカキ(姫榊・非榊)」が存在します。さらに、絶対に混同してはならない仏事用の「梻(しきみ)」も含め、その特徴を客観的なデータで比較・整理しました。

項目本榊(マサカキ)ヒサカキ(姫榊・非榊)梻(シキミ・櫁)植物分類・科属モッコク科(ツバキ科)サカキ属モッコク科(ツバキ科)ヒサカキ属マツブサ科シキミ属葉の輪郭と特徴ギザギザがない(全縁)。大型で厚みがあり、光沢が強い葉の縁に細かいギザギザ(鋸歯)がある。本榊より小型波打つような全縁。葉をちぎると独特の線香・抹香臭がする主な用途と文化神道の神事全般、西日本の神棚東日本・寒冷地の神棚(代用林)仏教の法要・墓参り専用(神棚厳禁)毒性の有無無毒(安全)無毒(安全)猛毒(アニサチン含有)市場価格の目安1束 350円〜600円前後(国産は高値)1束 200円〜400円前後1束 300円〜500円前後

現場取材において特に注意を喚起したいのが、榊と梻(しきみ)の見分け方です。外見が一見似ていることから誤認されやすいものの、梻は実・葉・茎・根の全体に神経毒「アニサチン」を含む有毒植物であり、植物としては唯一、毒物及び劇物取締法において「劇物」に指定されています。ペットや小さな子どもが誤食すると痙攣や意識障害を引き起こす極めて危険な物質です。また、梻は仏教寺院や墓前に供えるものであり、清浄を尊ぶ神道の神棚に供えることはタブーとされています。葉の縁が滑らかで、独特の強い薬草臭がないことを必ず確認してください。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。