SNSやネット掲示板を調査すると、毎年1月中旬には成人式同窓会を終えた若者たちによる赤裸々な反省と後悔が投稿されます。現場で起きたリアルな声から、見落としがちな盲点を検証します。
「『平服・普段着でお越しください』という幹事の案内を真に受けてジーンズとスニーカーで行ったら、周囲は全員セットアップとワンピースで地獄を見た」(20代男性・会社員の手記より)
「振袖のまま参加したら、居酒屋の狭い座敷で帯が苦しく、隣の人のビールが振袖にかかりそうになって気が気じゃなかった。結局早退してしまい、着替えていくべきだったと激しく後悔した」(20代女性・大学生の告白より)
日本語における「平服(へいふく)」は普段着を意味するのではなく、「略礼装(礼服を着る必要はないが、フォーマルに準ずるきちんとした装い)」を指すマナー用語です。幹事や同級生が使う「普段着でいいよ」という言葉は、大半が「タキシードや振袖のような正装は不要」という意味合いであり、決してヨレヨレの部屋着やストリートカジュアルを許容しているわけではありません。周囲の「普段着」という言葉を額面通りに受け取らず、ワンランク上のきれいめスタイルを選ぶことが、失敗を回避する最大の教訓です。