ネット通販やフリマアプリでの購入において、最もクレームや後悔の声が殺到している盲点が「バチカン(ペンダント上部のチェーンを通す環)の内径寸法」です。宝飾品修理専門店や買取専門店の現場スタッフからは、次のような切実な証言が寄せられています。
「『手持ちの太めの喜平に通して使おうとしたら、チェーンの先端金具(留め具)が引っかかって通らない』というご相談が毎週のように持ち込まれます。ペンダント単体の画像だけを見てバチカンを拡大視してしまい、手元に届いて初めて物理的に入らないことに気づくケースが非常に多いのです」(都内貴金属リペア工房職人)。
特に配慮が必要なのが、喜平チェーン対応バチカンの有無です。喜平ネックレスは編み込みの密度と厚みがあり、さらに留め具部分に「中折れ金具」や幅広の「ダルマカン(プレート)」が採用されています。
- 留め具プレート幅の確認:一般的な2面カット喜平10gでプレート幅は約4.5mm前後、50gの6面ダブル喜平では約8mm前後の幅と約2.5mmの厚みがあります。
- バチカン内径の安全圏:ペンダントを通すためには、バチカンの内径が「チェーン留め具の最大幅+1.0mm以上」「最大厚み+0.8mm以上」確保されていなければなりません。
- カスタム対応の限界:バチカンの交換や拡張加工は、後から工房に依頼すると1万円〜2万円以上の加工費と数週間の納期がかかります。デザインによっては一体型で加工自体が不可能なものも存在します。
ネット通販で注文する際は、トップ本体の縦横サイズだけでなく、「バチカン内径:縦〇mm×横〇mm」の数値が明記されているかを必ず確認してください。記載がないショップでの購入は見送るか、事前に問い合わせる姿勢が鉄則です。