「ITパスポートは国家試験の中で最も難易度が低い」という言説自体は間違いではありません。情報処理技術者試験のスキルレベル設定において、本試験は「レベル1」に位置づけられており、基本情報技術者試験(レベル2)や応用情報技術者試験(レベル3)と比べれば、専門的なプログラミング実装力や高度な数学的素養を直接問われる場面は限定的です。
しかし、「レベル1=ノー勉強で受かる」と解釈すると痛い目を見ます。IPAの公式発表資料によると、ITパスポート 合格率 推移は例年50%前後の水準を保っています。宅建士(約15〜17%)や社会保険労務士(約6〜7%)といった難関国家資格と比較すれば数字上は高く映るものの、運転免許の学科試験(約75%以上)のような感覚で受験した層が次々と足元をすくわれているのが現実です。
注目すべきは、ITパスポート 受験者層 社会人 学生の間で生じている顕著な合格率の格差です。業務でITツールや企業会計、法務に触れる機会がある社会人は合格率が6割近くに達する月もある一方、実社会のビジネスモデルに馴染みの薄い大学生は40%前後、高校生に至っては30%台前半まで落ち込みます。