ラボラトリオ オルファティーボの真相|ニードユーが人を魅了する理由

ラボラトリオ オルファティーボの真相|ニードユーが人を魅了する理由

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ブランドの認知度を一気に押し上げた立役者が、オードパルファム「Need_U(ニードユー)」です。SNS上では「柔軟剤の上位互換」「お風呂上がりの肌の匂い」「誰からも好かれる清潔感の極み」といった口コミが絶えません。特に異性からの好感度、いわゆる「男ウケ」の文脈でも頻繁に取り上げられます。

調香師マリー・デュシェーヌが手掛けたこの香りは、レモンツリーの花やピンクペッパーの瑞々しい立ち上がりから始まり、ジャスミンやホワイトフラワーの繊細なミドルへと移行します。そして真骨頂となるのが、ベースに配されたアンブロキサン、サンダルウッド、ホワイトムスクのコンビネーションです。

特筆すべきは、ニードユーが身につける人自身の皮膚の油分や体温、本来の体臭と混ざり合うことで初めて完成する「スキンセント(素肌香)」である点です。香水そのものが前に出て「良い匂いの人を演出する」のではなく、「その人自身から良い香りが立ち上っている」という錯覚を周囲に抱かせます。強すぎる甘さや重厚なオリエンタル調を敬遠しがちな日本の生活環境において、この「主張しすぎないのに忘れられない親密さ」が、圧倒的な支持を集める決定打となりました。

一方で、購入検討者が最も気にするのが「持続時間」と「香りの強さ」です。レビュー調査では「2〜3時間で消えてしまった」という不満の声が一部で見受けられます。しかし、これは香料が揮発したのではなく、合成香料アンブロキサン特有の分子構造による「嗅覚疲労(鼻が香りに慣れて自覚できなくなる現象)」であるケースが大半です。実際には6〜8時間以上にわたり、肌の上で淡く温かな残り香が持続しており、すれ違いざまやふとした所作の瞬間に周囲へしっかりと届いています。

また、ネット上で囁かれる「似てる香り」の比較対象としては、ルラボの「アナザー13」やディプティックの「オルフェオン」、バイレードの「ブランシュ」が挙げられます。いずれもムスクやウッディを基調とした現代的なスキンフレグランスですが、ニードユーはそれらよりも動物的な癖やパウダリーな重さが削ぎ落とされており、よりみずみずしく、透明感のある仕上がりが特徴です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。