Q1:バンパーやドアを丸ごと新品に交換した車は修復歴になりますか?
A1:なりません。前後バンパーやドア、フロントフェンダー、ボンネットなどの「外板部品」は、どれほど大掛かりに交換や再塗装を行っていても、車体骨格9箇所に損傷や修正が及んでいなければ、業界基準上「修復歴なし」と判定されます。
Q2:修復歴があるかどうかは車検証(自動車検査証)を見れば分かりますか?
A2:車検証には修復歴の有無は一切記載されません。車検証に記録されるのは車検の有効期間や排気量、所有者情報、過去の走行距離計表示値などです。修復歴の有無を確認するには、販売店が保管する定期点検整備記録簿(メンテナンスノート)の修理履歴欄や、第三者鑑定機関(JAAAやAISなど)が発行する車両品質評価書を取り寄せる必要があります。
Q3:購入後に修復歴車であることが発覚した場合、返品や返金はできますか?
A3:販売店が修復歴の存在を知りながら故意に隠して「修復歴なし」として販売していた場合、消費者契約法第4条(不実告知)または民法上の契約不適合責任に基づき、契約解除および売買代金の全額返還、損害賠償を請求できます。販売店側が過失を否定して応じない場合は、国民生活センターや自動車製造物責任相談センター、弁護士へ相談し、日本自動車査定協会の「修復歴判定査定」を受けて証拠を保全することが有効です。
Q4:「事故現状車」と「修復歴車」は何が違うのですか?
A4:「修復歴車」は事故や災害で骨格を痛めた後に板金・修理作業を終えて走行可能な状態にした車を指します。一方、「事故現状車」は事故を起こした直後の大破した状態のまま、一切の修理を行わずにオークションや個人売買へ出品されている車両を指します。後者は部品取りや修理事業者の仕入れ用として流通しています。