警察内部では、捜査情報が外部へ漏洩することを防ぎ、無線通信や捜査員同士の会話を簡潔にするために多くの符丁(隠語)が使われています。「マル暴」もその代表格であり、丸の中に「暴」の文字を入れた警察の公用書類用記号に由来します。一般的には「暴力団関係者」そのものを指す場合と、「暴力団犯罪を取り締まる刑事(部署)」を指す場合の両方で使われています。
警察組織で使われる代表的な「マル+漢字」の隠語には、以下のようなものがあります。
- マル被(マルヒ):被疑者(容疑者)
- マル害(マルガイ):被害者
- マル走(マルソウ):暴走族
- マル目(マルモク):目撃者
- マル自(マルジ):自供、自白
- マル機(マルキ):機密情報、警察内部の秘密事項
このように日常的に用いられる略称の中で、「マル暴」は単なる事務記号を超え、裏社会の脅威から市民生活を守る特殊な捜査官の代名詞として定着しました。