1964年に開催された東京オリンピックにおいて、亜希子さんは各国の要人やVIPをアテンドする花形コンパニオン(外国語対応の案内役)に抜擢されました。当時の記録や若い頃の写真を振り返ると、すらりとした長身に知的なショートカット、気品あふれる美貌が強い存在感を放っています。
二人の馴れ初めは、オリンピック期間中に企画された雑誌の対談取材でした。当時、読売ジャイアンツのスーパースターとして日本中の注目を集めていた長嶋茂雄氏が、世界各国からの要人をもてなすコンパニオンたちと面会する企画で、亜希子さんと運命的な対面を果たしたのです。
茂雄氏は亜希子さんの洗練された英語での受け答えと、控えめながらも凛とした知性に完全に一目惚れ。出会いからわずか数か月後の1965年1月には婚約を発表し、同年10月に結婚式を挙げました。日本中が熱狂したこの電撃婚は、「世紀のロマンス」としてメディアを席巻しました。