ヤクザの結婚式の実態|桁違いのご祝儀と警察監視、暴対法下の現在を追う

ヤクザの結婚式の実態|桁違いのご祝儀と警察監視、暴対法下の現在を追う

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一般の披露宴におけるご祝儀相場は3万円から5万円程度が通例ですが、裏社会の幹部クラスが関わる結婚式では、動く金銭の桁がまったく異なります。

参列者の立場や組織内の序列によって明確なヒエラルキーが存在し、持ち寄られる金額は厳密に規定されていました。

  • 下部組織の若手組員:5万円〜10万円
  • 直参・組幹部クラス:50万円〜100万円
  • 他組織の首領・最高顧問クラス:300万円〜1,000万円以上

最高幹部クラスともなれば、現金を熨斗袋(のしぶくろ)ではなく特注の桐箱や風呂敷に包んで持参する光景も日常茶飯事でした。集まる祝儀の総額は数千万円から時に数億円規模に達し、新婚生活の資金というよりも組織の資金力を誇示するためのマネーゲームの側面を帯びていたのです。

また、参列者に配られる引き出物も破格でした。高級百貨店の特注品、純銀製の記念品、名入りの高級漆器、さらには一口数十万円相当の高級銘柄牛やブランド時計が用意されるなど、持ち帰るのが困難なほどの豪華な返礼品が用意されていました。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。