武雄温泉は千と千尋のモデル?楼門と油屋の真相を徹底調査【2026】

武雄温泉は千と千尋のモデル?楼門と油屋の真相を徹底調査【2026】

武雄温泉は千と千尋のモデル?楼門と油屋の真相を徹底調査【2026】の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

武雄温泉の楼門を語る上で欠かせないのが、日本近代建築の父と呼ばれる辰野金吾(たつの きんご)の存在です。佐賀県唐津市出身の辰野は、東京駅丸の内駅舎や日本銀行本店を手掛けたことで知られますが、その晩年である1915年(大正4年)に完成させた最高傑作の一つがこの武雄温泉楼門と新館です。

この楼門には、100年の時を経て解き明かされた驚くべき仕掛けが存在します。それが歴史ファンの間でも語り草となっている武雄温泉 楼門 干支の謎です。

2012年に保存復原工事が完了した東京駅丸の内駅舎の南北ドーム天井には、方位を示す八つの干支(丑・寅・辰・巳・未・申・戌・亥)のレリーフが施されていました。しかし、なぜか十二支のうち「子(北)」「卯(東)」「午(南)」「酉(西)」の4つが欠落しており、長年その理由は謎に包まれていました。

その答えが見つかったのは2013年のこと。武雄温泉楼門の2階天井の四隅に、東京駅で欠けていた「子」「卯」「午」「酉」の見事な木彫りレリーフが彫り込まれていることが確認されたのです。辰野金吾が東京駅と故郷・佐賀の武雄温泉に対で配置し、東西ふたつの建築を合わせて初めて十二支が完成するという、まさに天才建築家が生涯の最後に遺したロマンあふれる暗号でした。

この2階天井の干支レリーフは、毎朝特定の時間帯(原則として火曜日を除く朝9時〜10時)に実施される特別見学でのみ拝観が可能です。ジブリファンのみならず、近代建築ファンにとっても見逃せない必見スポットとなっています。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。