実は、木村拓哉が髭を披露したのは今回が初めてではありません。過去のキャリアにおいても、要所要所で髭を取り入れたビジュアルがファンの間で語り継がれてきました。
映画監督ウォン・カーウァイが手掛けた映画『2046』(2004年)では、口髭をたくわえたミステリアスな青年を演じ、アジア圏を中心に熱狂的な支持を集めました。また、プライベートの長期休暇や雑誌のファッションシュートでも、時折ワイルドな無精髭スタイルを披露して話題を呼んでいます。
過去の髭が「若さの中に潜む反逆性やエキゾチシズム」を表現していたのに対し、現在の髭は「人生の酸いも甘いも噛み分けた重み」を醸し出しています。時代ごとに髭が持つ意味合いが変化している点も、木村拓哉という表現者の奥深さを物語っています。