では、現場で目に見えない二酸化炭素の脅威にどう立ち向かうべきか。最初の第一歩は、高精度なセンサーを搭載したCO2モニターの設置だ。導入しやすい小型デバイスを配置するだけで、オフィスの「空気の淀み」が数値として一目で可視化される。
モニターの数値が800ppmを超えたら黄色信号、1,000ppmを超えたら即座に換気を行うルールを徹底したい。対角線上にある窓を2箇所、数分間開ける「2方向換気」や、サーキュレーターを用いた強制排気は、短時間で効果的にCO2を屋外へ逃がす。全館空調のビルであっても、ドアを数センチ開けて廊下へ空気を流すだけで、局所的な濃度上昇を劇的に抑えることが可能だ。