長年にわたり日本の食卓を支えてきた大豆加工食品産業は、近年の健康志向の高まりとともに大きな転換期を迎えている。従来、手軽さの象徴であったキッコーマン株式会社などのパック豆乳は日常的な栄養補給源として親しまれてきたが、消費者のニーズはより「本物志向」かつ「フレッシュさ」を求める方向へとシフトし始めた。
この流れに即座に反応したのが小型調理家電産業だ。素材本来の甘みや香りを余すところなく引き出す高性能な調理家電が相次いで投入され、家庭での豆乳作りに新たな光が当てられている。健康維持にとどまらず、心身の調子を整えるヘルシーライフスタイルの一環として、朝の搾りたて一杯を楽しむ人が増えている背景には、こうした技術革新と意識の変化が存在する。