旅程を組む段階で多くの人が抱く「出雲空港と出雲縁結び空港は別の場所なのか」という疑問。地方自治体や国土交通省の公式資料によると、空港法上の正式名称は「出雲空港」であり、島根県簸川郡斐川町(現・出雲市斐川町)に所在する地方管理空港として整備されました。一方の「出雲縁結び空港」は、2010年10月に一般公募を経て正式導入されたオフィシャルな愛称です。
愛称が制定された背景には、全国屈指のパワースポットとして名高い「出雲大社」の存在があります。八百万の神々が集い人々の良縁を結ぶ地としての認知度を最大限に活かし、着陸した瞬間から旅情を高めてもらおうという島根県および地元経済界の戦略的なブランディングでした。現地ターミナルビルの看板や航空会社の案内板では愛称表記が定着しているものの、航空券の予約システムやフライトレーダー上では「出雲(IZO / RJOC)」と表記されます。