現代の連絡手段の大半を占める「090」「080」「070」から始まる携帯電話番号に関しては、Web上の電話番号逆引き検索を使っても個人の住所や氏名が直接ヒットすることはありません。これには通信業界における厳格な情報管理の仕組みが関係しています。
携帯キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)の契約者情報は、電気通信事業法第4条で保障された「通信の秘密」および個人情報保護法によって厳重に暗号化・隔離されています。ハローページのような公開名簿がそもそも存在しないため、一般の検索エンジンがクローリングしてインデックスすることは原理的に不可能です。
口コミ共有サイトとして知られる電話帳ナビ個人情報などの投稿型データベースでは、迷惑営業や詐欺電話の番号、店舗・法人の情報が多数集まっています。しかし、一般個人の携帯番号に関しては「個人の携帯」「間違い電話」といった抽象的な属性やユーザーのコメントが残る程度であり、具体的な居住地の番地まで特定できる構造にはなっていません。ネット上に「携帯番号を入力するだけで持ち主の居場所が瞬時にわかる」と表示される海外製サービスや広告は、高額な課金を誘導するフィッシング詐欺やスパイウェアの配布を目的としたものが多いため、安易な入力は絶対に避けるべきです。