野いちごと木苺の違いは?別物説の真相と毒草を見分ける決定版図鑑

野いちごと木苺の違いは?別物説の真相と毒草を見分ける決定版図鑑

野いちごと木苺の違いは?別物説の真相と毒草を見分ける決定版図鑑について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。

日本国内には、約40種類以上ものキイチゴ属および野生イチゴ類が自生しています。野外で見かける代表種について、分類区分、自生環境、食味の評価、および採取時の見極めポイントを横断的に比較しました。

植物名(標準和名)主な自生場所と開花・結実期分類と樹形・草丈味覚評価と可食性プロの見分けポイントモミジイチゴ
(バラ科キイチゴ属)里山の林縁、沢沿い、日当たりと湿気のある斜面
(果期:5月下旬〜6月)落葉低木
(樹高1〜2m程度)極めて甘く美味(糖度約12〜14度)
酸味控えめで野性味ある芳香モミジに似た切れ込み葉。果実は澄んだ橙黄色で下向きに垂れ下がる。鋭いトゲがある。クサイチゴ
(バラ科キイチゴ属)平地、土手、道端、明るい雑木林の縁
(果期:5月中旬〜6月上旬)落葉小低木
(草丈20〜60cm程度)甘味十分・ジューシー
粒が大きく果汁豊かだが種が残る白い5弁花が上向きに咲く。葉は3〜5枚の小葉からなる複葉。茎に細かい軟毛と短いトゲ。ナワシロイチゴ
(バラ科キイチゴ属)田畑のあぜ道、河川敷、日当たりの良い草地
(果期:6月〜7月上旬)落葉つる性低木
(地面を這うか他の草に絡む)酸味が強く爽やか
生食よりもジャム・果実酒向き紅紫色の花弁が直立して完全には開かない。葉裏が粉白色で白っぽく見えるのが決定的な特徴。ヘビイチゴ
(バラ科ヘビイチゴ属)庭先、公園芝生、やや湿った道端の日陰
(果期:5月〜6月)多年草(完全な草本)
(草丈5〜15cm程度)無毒だが極めて無味
スポンジ状で果汁なし黄色い花が咲く。果実の表面に凹凸とツヤがなく、乾いた球状。茎にトゲはない。エビガライチゴ
(バラ科キイチゴ属)山野の日当たりの良い崩壊地、林道沿い
(果期:6月下旬〜7月)落葉低木
(樹高1.5〜2m程度)濃厚な甘酸っぱさ
生食でもジャムでも高評価茎や萼(がく)全体が赤褐色の腺毛(エビの殻の足のような毛)でビッシリ覆われている。
池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。