仮面ライダースカルのビジュアルと戦闘スタイルには、吉川晃司さん自身の美学と徹底したこだわりが随所に反映されています。特に印象的なのが、純白のスーツにトレンチコート、そして深く被ったソフト帽(ハット)のスタイルです。
吉川さんは役作りにおいて、「帽子を脱がずにスマートに戦う」「帽子を傷つけられたときだけ本気の怒りを見せる」といった、古き良きフィルム・ノワールを彷彿とさせるアイデアを提案。変身アイテムである「ロストドライバー」にスカルメモリを装填する変身シークエンスでも、無駄のない洗練された所作を取り入れ、重量感あふれる大人の変身シーンを完成させました。
さらに驚くべきは、劇中で見せたキレ味鋭い生身のアクションです。水球や武道で鍛え上げられた吉川さんの高い身体能力は現場でも遺憾なく発揮され、スーツアクターやスタントチームと綿密に連携しながら、ダイナミックなハイキックや素手での立ち回りを自ら披露。特撮の枠を超えた本格的なアクション描写は、映像に凄まじい緊張感とリアリティをもたらしました。