昭和から平成初期にかけての『ドラえもん』では、のび太がひみつ道具を使って誤ってしずかちゃんの部屋へ飛び込み、スカートがめくれたり着替え中に出くわしたりする展開が日常茶飯事でした。しかし、2005年の声優交代および制作体制のリニューアル以降、こうした描写は段階的に見直され、現在ではほぼ完全にカットされています。 描写が激減した最大の理由は、テレビ朝日の番組制作ガイドラインおよびBPO(放送倫理・番組向上機構)に寄せられる視聴者意見の変化です。2000年代以降、保護者層から「子どもが真似をして友達のスカートをめくる」「性的なイタズラを容認するメッセージになりかねない」といった懸念の声が届くようになりました。 さらに決定打となったのが、世界100カ国以上で展開されるグローバルコンテンツとしての成長です。欧米をはじめとする海外のアニメ配給基準(レーティング)では、未成年キャラクターの性的なニュアンスを含む露出描写に対して極めて厳格な基準が敷かれています。日本国内のローカルなギャグ演出のままでは世界配信が難しくなるという、ビジネスおよびコンプライアンス上の必然性が働いた結果といえます。
ドラえもんのしずかちゃん「パンツ・お風呂描写」激減の真相と令和の現在
•
•
1分で読める