香嵐渓の紅葉は、標高や谷あいの寒暖差によって徐々に色づきが進みます。気象庁の長期予報および過去数年の気温推移データから分析すると、2026年の香嵐渓の紅葉見頃は11月中旬(11月15日前後)から11月下旬(11月28日前後)が最盛期となる見通しです。11月上旬から色づき始め、11月20日前後に山全体が深紅や黄金色に包まれるグラデーションのピークを迎えます。
これに合わせて開催される一大イベントが「第71回 香嵐渓もみじまつり」(開催日程:2026年11月1日〜11月30日)です。期間中は連日、日没(17:00頃)から21:00まで夜間ライトアップが行われ、昼間の柔らかな木漏れ日とは一変した幽玄な世界が広がります。
香嵐渓の紅葉のルーツは、寛永11年(1634年)に愛知県豊田市足助町の香積寺(こうじゃくじ)第11世・三栄和尚が、お経を1巻唱えるごとに1本のもみじを巴川沿いに植樹したことに始まります。時を経て地元住民の手によって植樹が続けられ、現在では11種類・約4,000本もの樹木が壮大な景観を形成しています。巴川に架かる朱塗りの「待月橋(たいげつきょう)」周辺は、水面に映る逆さ紅葉と橋のコントラストが際立つ絶景スポットとして、国内外の観光客から絶大な人気を集めています。