控訴審の審理や彼女が綴った獄中日記から見えてきたのは、過酷な家庭環境と強い孤独感に苛まれていた渡邊真衣被告の素顔であった。幼少期からの機能不全家族での体験や、自己肯定感の低さが、ホストクラブでの大金消費と「誰かに必要とされたい」という強迫観念に直結していたと専門家や弁護側は指摘した。
法廷で彼女は、「自分の居場所はホストクラブにしかなかった」「お金を使い続けないと見捨てられるのが怖かった」と涙ながらに告白。SNS上で見せていた強気で計算高いるりちゃんのキャラクターとは裏腹に、極度の精神的依存と破滅的な心理状態に陥っていたという事実が、控訴審での情状酌量を求める理由の核となっていた。