Q1:書籍のタイトルにある「9割」という数字に厳密な科学的根拠はあるのですか?
A1:書籍自体は禅僧である枡野俊明氏の臨床的な実感を込めた表現ですが、米国の研究(ロバート・リーヒ博士ら)でも「85%の心配事は現実化せず、起きた場合も大半が解決可能」と報告されており、統計的にも「実質9割以上は杞憂である」という結論と極めて高い整合性を持っています。
Q2:不安をまったく感じなくなると、危機管理能力が落ちて失敗しませんか?
A2:不安をゼロにする必要はありません。健全な危機感は「事前の準備や確認」を促すエネルギーになります。手放すべきなのは、必要な準備を終えた後にも執拗に湧き上がる「どうしよう」という不毛な感情的ループ(妄想)です。準備という行動を終えたら、思考は手放すのが正しい危機管理です。
Q3:頭では「起こらない」と分かっていても、どうしても不安が消えない時は?
A3:思考だけで感情をねじ伏せることは不可能です。禅が教えるように、体を動かしてください。部屋の片付けをする、散歩に出かける、丁寧にお茶を淹れるなど、五感を使う具体的な行動に没頭することで、脳のリソースが作業に向けられ、不安を紡ぎ出すデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の過剰活動が沈静化します。