物語の軸となる小橋家は、父親の死をきっかけに互いを支え合う強い絆で結ばれています。ヒロインの常子を演じたのは高畑充希。一家の長女として妹たちを守り、戦後の混乱期に『あなたの暮し』という雑誌を立ち上げる熱血漢かつ現実的な主幹を務めました。
次女の鞠子役には相楽樹、三女の美子(よしこ)役には杉咲花が配され、三姉妹の瑞々しい成長劇が物語の骨組みを作ります。母親の君子を温かく演じたのは木村多江。さらに、幼少期の常子たちに大きな影響を与えた父・竹蔵役を西島秀俊が繊細に表現しました。
小橋家を取り巻く人々も個性的です。常子の青春時代を彩り、淡い恋心を交わした植物学研究者の星野武蔵役を坂口健太郎が好演。そして、後半の出版事業で常子の最強のパートナーとなり、世にセンセーションを巻き起こす名編集者・花山伊佐次を演じたのが唐沢寿明でした。