全20話を通じて犠牲となった被害者の数はマンション内外を合わせて2桁に及びます。物語の時系列に沿った死亡者一覧と、その直接的な実行犯の内訳は以下の通りです。
- 床島比呂志(管理人 / 竹中直人):自ら屋上から転落(病気の絶望による自殺、西村が目撃)。
- 山際祐太郎(医師):榎本早苗・正志夫妻により殺害(首を切断され隠匿)。
- タナカセーヤ(ドルジ / ブータン料理店店主):藤井淳史によるガス爆発放火で死亡。
- 袴田吉彦(俳優):シンイーの同居人(クオン、イクバル)と桜木るりによって襲撃死。
- 児嶋佳世(102号室 / 片岡礼子):黒島沙和の内山達生に対する教唆、または内山の単独犯行によりゴルフバッグ内で足のみ発見。
- 浮田啓二(201号室 / 田中要次):黒島沙和の疑惑を問い詰めた後、針金で絞殺(犯人:内山達生)。
- 細川朝男(野間口徹):久住譲によりエレベーターシャフトへ突き落とされ死亡。
- 甲野貴文(銀行員 / 鈴木勝大):黒島沙和の指示を受けた内山達生により路上で毒針殺害。
- 手塚菜奈(原田知世):病室で真相に近づきすぎたため、黒島沙和の手によって塩化カリウム注射で笑顔のまま毒殺。
- 神谷将成(刑事 / 浅香航大):アキレス腱を切断され、全身に釘を打ち込まれて惨殺(実行犯:内山達生)。
この凄惨なリストが示す通り、「交換殺人の脅迫チェーン」によって起きた事件と、「快楽殺人鬼による連続笑顔殺人」が完全に二重構造となって進行していたことが、事件解決を極限まで難解にしていた最大の要因です。