梅林の家 平面図・断面図を開くと、まるでパズルのように細かく区切られた部屋のレイアウトに誰もが驚かされます。約20坪という限られた建築面積の中に、主寝室、子供部屋、書斎、洗面室、クローゼット、そして小さなアルコーブなど、大小17以上もの部屋・コーナーが立体的に配置されているのです。
これほど細かく仕切ると通常は強烈な圧迫感が生まれます。しかし、梅林の家では壁の各所に四角い開口部が穿たれており、視線が縦横無尽に部屋の奥へと抜けていきます。ある小部屋に座ると、開口越しに別の部屋の窓、そしてその向こうにある梅の木や空が見えるよう計算されているのです。
この巧みな空間構成によって、実際の面積以上の奥行きと伸びやかさがもたらされ、家族が個別の部屋にいながらもお互いの気配を心地よく感じ取れる独自の梅林の家 居住性が創出されました。