このブランドの根底に流れるのは、2008年にシアトルで開催された「フリーポア ラテアート ワールドチャンピオンシップ」でアジア人初の世界チャンピオンに輝いた澤田洋史の確固たる信念だ。彼が持ち込んだのは、技術の誇示ではなく、日常の中で誰もがカジュアルに本物を味わえるスケートカルチャー直結の空気感だった。
その思想をハード面で具現化しているのが、カウンターに堂々と鎮座する「シネッソ エスプレッソマシン」である。驚異的な温度安定性と緻密な圧力コントロールを誇るこの名機を操り、トップレベルのバリスタたちが一秒の狂いもなくエスプレッソを落とす。マシンと職人の呼吸が完全に一致したときにのみ、あのベルベットのように滑らかな質感が生み出される。