人間の肌は、角層内の水分保持力と皮脂腺の活動レベルによって、基本的に以下の4タイプ+派生タイプに分類されます。それぞれの特徴を整理しました。
① 普通肌(ノーマル肌)
水分量が十分にあり、皮脂量も適度でバランスが整っている理想的な状態です。キメが細かく、肌トラブルが起きにくい特徴を持ちます。ただし季節の変わり目や体調によって一時的に傾くことがあるため、油断せず基本の保湿を維持する必要があります。
② 乾燥肌(ドライ肌)
水分量・皮脂量ともに不足している状態です。洗顔後に肌がつっぱりやすく、全体的にカサつきや粉ふき、小じわが目立ちやすい傾向があります。バリア機能が低下しやすいため、外的な刺激に敏感になる前段階ともいえます。
③ 脂性肌(オイリー肌)
水分量・皮脂量ともに多い、あるいは水分量は普通で皮脂量が過剰な状態です。顔全体にテカリやベタつきがあり、毛穴の開きや黒ずみ、ニキビなどのトラブルが起きやすいのが特徴です。肌に厚みがあり、弾力がある一方で、メイク崩れに悩まされがちです。
④ 混合肌(コンビネーション肌)
日本人で最も割合が多いとされるタイプです。Tゾーンはテカリやすくベタつくのに対し、Uゾーン(頬やあご、目元・口元)はカサついて乾燥します。部位によって水分と皮脂のバランスが極端に異なるため、パーツごとの塗り分けケアが求められます。
⑤ インナードライ(隠れ乾燥肌)
肌表面は皮脂でギトギトしているものの、角層内部の水分量が著しく不足している状態です。「触るとゴワつく」「洗顔直後はつっぱるのに、時間が経つと激しくテカる」という特徴があります。脂性肌と誤認して過剰な脱脂ケアを行うと、かえって悪化する悪循環に陥りやすい点に注意が必要です。