2026年の中学受験シーンにおいて、過熱する学習塾の競争とともに目立つのが、志望校選びにおける個性の尊重だ。従来のような偏差値一辺倒の学校選びから脱却し、「どんな探究学習ができるか」「どんなIT設備や海外研修があるか」を少女たち自身が吟味するケースが急増している。
首都圏のある学習塾でインタビューに応じた保護者は、「娘が自分で動画の校風紹介や学校説明会のアーカイブを見て、『この学校の環境でグラフィックデザインを学びたい』と言い出した」と振り返る。自らの将来像ややりたいことを早期から意識し、親主導ではなく自発的な意志で進路を選び取る姿勢は、この世代の大きな特徴と言える。