なぜ、これほどまでに価格を改定せざるを得なかったのか。その背景には、主原料である鶏肉の国際調達コストと、植物油脂の急激な相場上昇がある。
ジューシーな食感を生み出すタイ産の良質な鶏モモ肉は、世界的な需要増と現地での飼料価格上昇、さらに為替の急激な円安が直撃した。加えて、揚げ油に欠かせない食用油の相場高騰や、24時間稼働するフライヤーを支えるエネルギーコストの増大が、店舗オペレーションの現場を容赦なく圧迫した。
コストの限界を迎えたサプライチェーンを維持し、店舗の利益を守るための決断。それは妥協なき味の維持と、国内流通インフラを維持するための防衛策だったといえる。