現在確認されている通話内容の中でとくに相談件数が多いのが、中国大使館を騙る自動音声を流すタイプの手口です。「こちらは中国大使館です。あなた宛ての重要書類、または緊急の荷物が届いています」といった内容の機械音声が中国語やカタコトの日本語で流れ、指定された番号を押すよう誘導してきます。
指示通りに操作を続けると、大使館職員や公安警察を名乗る人物に電話が代わり、「あなた名義の口座がマネーロンダリングに使われている」「逮捕を免れるために調査費用を振り込め」などと脅迫まがいの言葉で金銭を要求してくるのが+86国際電話詐欺の典型的なパターンです。
もう一つの代表格が、わずか1〜2回コールしただけで意図的に切断する国際ワン切り詐欺の手口です。着信履歴を残すことで利用者の好奇心や不安を煽り、自発的にかけ直してくるのを待つ巧妙な心理戦が仕掛けられています。