びわ湖大津館の魅力徹底解剖!歴史からランチ・庭園まで完全ガイド

びわ湖大津館の魅力徹底解剖!歴史からランチ・庭園まで完全ガイド

びわ湖大津館の魅力徹底解剖!歴史からランチ・庭園まで完全ガイドにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

びわ湖大津館の原点は、1934年(昭和9年)に滋賀県初の本格的国際観光ホテルとして開業した「旧琵琶湖ホテル」にあります。昭和天皇の御宿泊をはじめ、ヘレン・ケラーやジョン・ウェインなど国内外のVIPを迎えたその華やかな歩みから、いつしか「湖の迎賓館」と称されるようになりました。

1998年にホテルが浜大津へ新築移転した際、一時は取り壊しの危機に直面したものの、保存を求める市民運動と大津市の英断により、2002年に柳が崎湖畔公園の核となる文化施設として再生を遂げました。現在では国の登録有形文化財に指定され、地域の誇りとして愛され続けています。

建築史における最大の注目点は、東京中央郵便局や大阪中央郵便局を設計したモダニズム建築の巨匠・吉田鉄郎が手がけた点にあります。鉄筋コンクリート造3階建ての躯体に、桃山様式の入母屋造を冠した「和風近代建築(帝冠様式の一翼)」は圧巻の一言です。外観の和風の重厚さと、内部に広がるアール・デコ調の直線美やアーチ窓の洗練が見事な調和を見せており、建築ファンの間でも傑作のひとつに数えられています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。