トマト栽培において最も多い失敗の一つが、「苗が大きくなって倒れそうになってから支柱を立てる」という後手後手の対応です。園芸学会や農業指導機関のデータでも示されている通り、トマトの支柱をいつ立てるべきかの正解は「苗の植え付け当日」です。
植え付けから数週間が経過すると、土の中では根が四方八方に広がっています。その状態で太い支柱を深く突き刺すと、水分や養分を吸い上げる大事な主根・側根を切断してしまいます。傷口から土壌中の病原菌(青枯病や萎凋病など)が侵入するリスクが跳ね上がるため、根がまだ広がっていない植え付け直後に支柱を設置し、初期活着を促すのが鉄則です。
植え付け初期は風で苗が揺れるだけで根付きが大幅に遅れます。定植したその日のうちに仮支柱または本支柱をセットし、幼苗をしっかり固定することが、その後の収穫量を最大化する第一歩となります。