Wi-Fi接続時に求められるパスワードの正体は、ルーターと端末間の通信を第三者に盗聴・悪用されないよう保護する「暗号化キー(ネットワークセキュリティキー)」です。日常会話では単に「Wi-Fiパスワード」と呼ばれますが、機器メーカーやOSによって表記ゆれが存在するため混乱を招きやすくなっています。
Wi-Fiの初期設定を行う際は、以下の2つの要素をワンセットで把握する必要があります。
- SSID(Service Set Identifier):電波を識別するための「名前」です。スマホのWi-Fi設定画面を開いたときに一覧表示される名称がこれに該当します。接続先を特定するための情報であり、パスワードそのものではありません。
- 暗号化キー(Wi-Fiパスワード):SSIDを選択した後に要求される「合言葉(セキュリティコード)」です。ルーターメーカーにより「暗号化キー」「事前共有キー」「KEY」「WEP/WPAキー」「ネットワークセキュリティキー」などと記載されています。
バッファロー(BUFFALO)製ルーターでは「暗号化キー」、NEC(Aterm)製では「暗号化キー(128bit)」または「事前共有キー」、エレコムやIODATA製では「暗号化キー」や「パスワード」と印刷されたシールが貼られています。また、光回線事業者(NTTのホームゲートウェイやNURO光、各社CATVなど)のレンタルルーターでも同様に、本体ラベルの「暗号化キー」欄に記載された8桁〜64桁程度の半角英数字が接続用パスワードとなります。
なお、ラベルに記載されている「PINコード」や「管理者パスワード(Web設定画面に入るためのパスワード)」は、端末をWi-Fiに繋ぐためのパスワードとは用途が異なりますので混同しないよう注意が必要です。