社会学的・消費者心理の視点から見ると、初代CTワゴンRに惹かれる心理は「完成されたデジタル製品への飽和感」と「自分の手で手を加えられる余白(可変性)への希求」に根ざしています。何でもワンタッチで自動化された現代において、不完全なアナログメカを試行錯誤しながら整えていくプロセスそのものが、かけがえのない贅沢な体験となっているのです。
しかし、単なるファッション感覚で手を出すと手痛いしっぺ返しを食らいます。購入・カスタムに踏み切る前に、以下のチェック基準でご自身の適性を確認してください。
【初代CTワゴンRカスタムを心から楽しめる人】
- 予期せぬマイナートラブルや警告灯の点灯を「車との対話」として面白がれる人
- ヤフオクやSNSを駆使してパーツを地道に探し、加工して取り付けるDIY精神がある人
- 90年代特有の直線的なインダストリアルデザインに強い愛着を感じる人
- 2台目のセカンドカー(趣味グルマ)として余裕を持った付き合い方ができる人
【購入すると後悔する可能性が高い人】
- 「故障知らずでエアコンがガンガン効く、安い下駄代わりの通勤車」を求めている人
- 車に関するすべての作業をディーラーや大手量販店に丸投げしたい人(整備を断られるケースもあります)
- 静粛性や最新の衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)など先進安全装備が絶対条件の人
- 高速道路を長距離・高巡航速度で頻繁にストレスなく移動したい人