メディアやネット上で幾度となく拡散されてきたサンドウィッチマン富澤たけしの卒アル。そこに写る姿は、制服を崩し、肩に金属バットを担ぎながら冷徹な視線をレンズに向けるという、一般的な卒業アルバムの枠組みを完全に超越した構図です。
Abemaのバラエティ番組『スッパイのは…』や、AI技術で過去の写真を動かす特別企画『AI大作戦』などでもこの写真が取り上げられ、共演者やスタジオを騒然とさせました。漫画『クッキングパパ』の主人公を彷彿とさせる骨格のたくましさと、触れるものを寄せ付けないアウトローなオーラが融合した一枚は、視聴者に強烈なインパクトを残し続けています。
しかし、本人が番組や公式ブログ『名前だけでも覚えて帰ってください』などで語った富澤たけしのヤンキー疑惑の真相は、世間のイメージとは大きく異なります。当時、普通に記念撮影をすることに対して思春期特有の気恥ずかしさがあり、「どうせ撮るなら目立ってやろう」「面白い写真を残したい」というウケ狙いと照れ隠しから、部室にあった金属バットを持ち出してポーズを取ったというのが事の顛末です。根っからの非行少年だったわけではなく、若さゆえのトがった自己演出が、奇跡的な一枚として結実した結果でした。