米国クロロックス社が展開するGLADブランドの「プレスンシール」が、日本の家庭でこれほど重宝される最大の理由は、従来のラップでは不可能だった「接着・密閉」の概念をキッチンに持ち込んだ点にあります。
一般的なポリ塩化ビニルやポリエチレン製のラップは、食器のフチに静電気や表面張力で密着させます。一方、プレスンシールは特許技術である「グリップテックス(Griptex)」を採用しており、表面に配置された無数の微細な凹凸を指で上から軽くなぞることで、シート同士や容器に対して強力な圧着面を形成します。
この仕組みにより、水を入れたコップの口に貼って逆さにしても一滴も漏れないほどの密閉性が生まれます。食品とシートの間の空気を指で押し出しながら密着させれば、高価な専用機器を使わずに家庭で簡易的な「真空パック状態」を作れる点が、まとめ買いユーザーの心を掴んで離さない理由です。