この一連の出来事に対して、市場やソーシャルリスニングデータにはどのような声が刻まれていたのでしょうか。当時のモモウメに対するネットの反応を再検証すると、ファンの怒りは「単に声が変わったこと」そのものだけではなく、「運営の誠意の欠如」に集中していました。
X(旧Twitter)やYouTubeコメント欄に投稿された生の声は、次のような切実な落胆で溢れていました。
- 「仕事で疲れた夜、モモちゃんとウメさんの会話を聞いてクスッと笑えるのが日々の救いだった。あのトゲのない自然なトーンが大好きだったのに、声優が変わってから作られたアニメ声になってしまって辛い」
- 「声優交代は大人の事情で仕方ないのかもしれない。でも、これまで支えてきたファンに対して『ありがとう』も『声優が変わります』の一言もなく黙って差し替えたことが本当に許せない」
- 「声優さんが悪いわけじゃない。新しく引き受けた方々はプロとして演じているけれど、前の2人が持っていたあの絶妙な素人っぽさと阿吽の呼吸は誰にも再現できない」
モモウメのアニメ評判は、初期の「働く女性のメンター的存在」「クスッと笑えて救われる」という賞賛から、「見るのが苦痛」「企業の коммерция(商業化)に魂を売ってしまった」という幻滅へと180度転換してしまいました。一度壊れてしまった視聴者との信頼関係を取り戻すことの難しさを証明する残酷な結末でした。