軟骨ピアスが安定し、完成するまでには約6ヶ月から1年の期間を要します。耳たぶ(約1〜2ヶ月)に比べて圧倒的に時間がかかるのは、軟骨組織の血流が極めて少なく、新陳代謝が緩やかだからです。
近年の皮膚科学において推奨されるアフターケアは「消毒液を使わず、泡立てた低刺激石鹸で優しく洗浄し、シャワーの流水で十分に洗い流す」というシンプルな方法です。刺激の強い消毒液を連日塗布すると、新しく形成されつつある繊細な皮膚組織を傷つけ、かえってホール完成を遅らせる要因になります。
ホール周辺に赤み、ズキズキとした拍動性の痛み、黄色い膿が見られた場合は、自己判断で市販薬を塗ったりピアスを無理に外したりせず、速やかに皮膚科や形成外科を受診してください。早期であれば抗生剤の内服や適切な処置により、ピアスホールを維持したまま治癒させることが可能です。