これから看護分野を目指す方、あるいは現役の准看護師としてキャリアアップを図る方にとって、資格取得のルート設計は極めて重要です。
准看護師の資格取得ルートと試験難易度
准看護師になるためには、中学校または高校を卒業後、准看護師養成所(専門学校・医師会立学校など)で2年間学ぶ必要があります。学費相場は2年間で約100万〜200万円程度と、3〜4年制の正看護師専門学校や大学(300万〜600万円以上)に比べて極めてリーズナブルです。
カリキュラム修了後に受験する「都道府県知事試験」の試験難易度・合格率は例年97%〜99%前後と極めて高く、養成校での講義と臨地実習を真面目に修めていれば、確実に合格できる水準に設定されています。
准看護師から正看護師への「進学コース」と要件緩和
准看護師免許を取得した後、正看護師を目指すための「進学コース(移行教育)」が確立されています。進学ルートには主に以下の3つの形態があります。
- 全日制進学コース(2年課程):昼間に通学し、2年間で正看護師国家試験の受験資格を得る。
- 定時制進学コース(3年課程):夜間や午後のみの通学で、医療機関で勤務しながら3年間で履修する。
- 通信制進学コース(2年課程):実務経験を有する准看護師を対象としたコース。
特筆すべきは通信制コースの要件です。従来は「准看護師として10年以上の実務経験」が必須でしたが、規制緩和により実務経験要件が「7年以上」へと短縮されました。これにより、働きながら通信教育と短期間のスクーリング・病院実習を組み合わせ、正看護師国家試験を受験するルートが大幅に利用しやすくなっています。