鯉の餌やり完全攻略|水温別の給餌量と命を救うNg食材の真相

鯉の餌やり完全攻略|水温別の給餌量と命を救うNg食材の真相

鯉の餌やり完全攻略|水温別の給餌量と命を救うNg食材の真相を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。

鯉の飼育で最も基本的でありながら最も見落とされがちな事実、それは鯉には胃袋がない(無胃魚である)という解剖学的特徴です。人間や哺乳類のように胃酸で食物を一時的に蓄えて消化殺菌することができず、食道から直接腸へと食物が送り込まれます。

さらに鯉は変温動物であるため、体温は水温と完全に同調します。水温が下がると消化酵素の分泌活性が極端に低下し、腸の蠕動運動も鈍化します。これが鯉の餌やりにおける消化不良の根本原因です。

特に危険なのが晩秋から冬場にかけての給餌です。水温が10℃を下回ると、鯉の消化機能はほぼ停止状態に陥ります。この状態で餌を与えると、腸内に取り込まれた餌が消化・排出されずに体内で異常発酵を起こし、ガスが充満して内臓を圧迫したり、悪玉菌の異常増殖による「腸炎」や「転覆病(バランスを崩して浮いてしまう病気)」を併発します。結果として、春先を迎える前に衰弱死してしまうケースが多発します。

新潟県をはじめとする錦鯉の銘産地の養鯉場関係者も、「水温低下期の1粒の餌は、愛情ではなく毒薬になり得る」と口を揃えます。冬の餌やりにおける注意点の基本は、無理に食べさせることではなく、適切な時期に給餌を完全に断つ「餌止め」にあります。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。