年度後半となる1月の2歳児は、自我の確立が進むとともに、手指のコントロール力が著しく向上します。保育所保育指針に示された「人間関係」「環境」「表現」の領域を踏まえ、保育士の1月指導案における2歳児クラスのねらいを明確に設定することが、充実した保育実践の土台となります。
指導案にそのまま展開できる具体的なねらいの文例と、環境構成のポイントは以下の通りです。
- ねらいの文例1:お正月や冬の行事に親しみを持ち、だるまや干支などのモチーフに興味を持って製作を楽しむ。
- ねらいの文例2:ちぎる・貼る・塗るなどの手指を使う動作を楽しみながら、自分のイメージを自由に表現する。
- ねらいの文例3:保育者や友だちと一緒に完成した作品を見せ合い、認められる喜びや達成感を味わう。
この時期の配慮事項として欠かせないのが、「子どもの表現を大人の枠にはめない」環境設定です。目や口の位置が多少ずれていても、子どもにとってはそれが世界に一つだけの意味ある配置です。保育者は手取り足取り教え込むのではなく、「ここに貼ってみたんだね」「かっこいいお顔になったね」と子どもの意図を受け止める応答的な言葉がけを意識することが求められます。