風邪気味の筋トレは逆効果?休む基準と筋肉を守る正しい対処法

風邪気味の筋トレは逆効果?休む基準と筋肉を守る正しい対処法

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海外のアスレティックトレーニング現場やスポーツ医学界で広く採用されているのが、症状の発生部位によって運動の可否を見極める「ネックルール(Neck Rule)」です。首(Neck)を境界線とし、症状がどこに出ているかによってリスクを切り分けます。

首から上のみに限定される症状(軽度の鼻水、くしゃみ、喉の軽い違和感程度)であり、全身のだるさや熱感がない場合に限り、軽いウォーキングやモビリティワークなど心拍数を上げすぎない運動が許容される場合があります。しかし、首から下に症状が及んでいる場合(発熱、悪寒、全身の関節痛・筋肉痛、激しい咳、消化器症状など)は、いかなる強度であってもトレーニングは絶対禁忌となります。

特に危険視されるのが微熱(37.0℃以上)がある状態での筋トレです。ウイルス感染時に高負荷の運動を行うと、ウイルスが心筋に感染して炎症を起こす心筋炎(ウイルス性心筋炎)を発症するリスクが高まります。心筋炎は不整脈や心不全を引き起こし、最悪の場合は命に関わる重篤な疾患です。「少し体が熱いだけだからスクワットくらいなら大丈夫だろう」という自己判断は、取り返しのつかない身体的ダメージにつながる危険を孕んでいます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。