被害者の死亡を確認した犯行グループは、事態の発覚を恐れて遺体の隠蔽に着手しました。浴室で遺体を解体し、異臭による近隣住民の通報を防ぐために鍋で煮沸処理を行うなど、徹底した証拠隠滅が図られたのです。
その凄惨な隠蔽工作のなかで、最も世間に衝撃を与えたのが頭部の処理方法でした。犯行現場には、人魚の衣装をまとった大きなハローキティのぬいぐるみクッションが存在していました。主犯格らはぬいぐるみの縫い目をほどいて内部の綿を一部抜き取り、そこに頭部を詰め込んで再び糸で縫合したのです。
香港警察の捜査報告によると、この異常な隠蔽を行った動機として以下の要因が挙げられています。
- 異臭の発散を防ぎ、外部への搬出タイミングを稼ぐため:煮沸処理によって腐敗の進行を一時的に抑えたものの、頭部の処分に困り、外見上は自然なインテリアに見せかける偽装工作として室内のぬいぐるみを利用した。
- 薬物使用による精神錯乱と現実逃避:犯行当時、3人は重度のメタンフェタミン(覚醒剤)中毒状態にあり、論理的な思考能力を著しく欠如させていた。
- 被害者への完全な尊厳剥奪:単なる遺体遺棄にとどまらず、人間をモノとして扱う心理的麻痺が極限に達していた。
解体された他の遺体の一部はポリ袋に入れられ、九龍市内の複数のゴミ集積場へ分散して投棄されました。警察の大規模な捜索にもかかわらず、頭部、歯、いくつかの内臓器官を除き、被害者の遺体の大部分は現在に至るまで発見されていません。