「フェードカットは頭の形が良くないと似合わない」というのは過去の思い込みに過ぎません。ハイフェードは頭蓋骨の凹凸がそのまま露出しますが、ローフェードは毛髪の厚みをコントロールできるため、むしろ日本人特有の骨格の悩みを補正するツールとして極めて優秀です。
面長タイプ:横のボリュームを残し縦長感を緩和
面長の男性がハイフェードにすると、側頭部が削られすぎて顔の縦ラインが強調されてしまいます。ローフェードであれば、ハチ回りとこめかみにしっかりとした厚みを残せるため、サイドに適度な横幅が生まれ、顔全体の黄金比率(卵型)に近づけることができます。
丸顔・エラ張りタイプ:首元と耳周りをシャープに引き締める
丸顔やエラが張っている骨格の場合、もみあげ周辺とうなじをタイトなローフェードでぼかすことで、輪郭のたるみを引き締め、顎ラインをシャープに見せる視覚的リフトアップ効果が得られます。トップに高さを出したアップバングと組み合わせるのが定石です。
後頭部の絶壁:バックの刈り上げラインを斜めに設定
日本人に非常に多い後頭部の平壁(絶壁)に対しては、盆の窪(ぼんのくぼ)の下部だけにローフェードを施し、後頭部中央にボリュームを残すことで美しい丸み(後頭部の奥行き)を作り出せます。この立体感の演出こそ、熟練のバーバーが腕を振るう見せ場です。