ばいきんまんと離れたフランケンロボくんは現在どこで暮らしているのか。作中設定によると、彼は海の安全を守る灯台の巨人「とうだいまん」の助手として、美しい自然に囲まれた「虹の岬」で生活しています。
自分自身を「誰かを傷つける厄介者」として悲観するのではなく、自慢の発電能力を活かして海を行き交う船の道標となる灯台の明かりを灯す——。この設定は、社会における包摂と自立の象徴として極めて美しく機能しています。かつては年に1回登場するかどうかのゲスト枠でしたが、キャラクター人気の高まりに伴い、近年では年に複数回登場。2018年には年間5話にわたって登場するなど、準レギュラーとしての確固たる地位を築いています。
育児世代の親たちが集うオンラインコミュニティやSNS上でのリアルな反響を検証すると、驚くほど一貫した傾向が見て取れます。
「子どもに見せるために録画を流していたのに、ラストでパパのために拾った木の実を大事そうに抱えるフランケンロボくんを見て、夫と2人で号泣してしまった」
「ばいきんまんがどんなに酷い目に遭っても、最後はバイキン城のモニター越しに『あいつ、元気にやってるみたいだな…』と呟いて去る演出、あれは完全に本物の父親の背中」
善悪が明確に二分されがちな幼児向けアニメにおいて、フランケンロボくんが登場する回だけは「単純な正義の鉄槌」では片付けられない、家族の哀愁と温もりが画面越しに立ち込めるのです。