現場を取材すると、カフェや飲食店における学習環境は年々変化していることが浮き彫りになります。都内主要駅周辺のカフェチェーン店長は、店内の現状について次のように明かします。
「朝のオープン直後からコーヒー1杯で4〜5時間以上席を占有され、昼時の一般のお客様をご案内できないケースが常態化していました。そのため当店でも、混雑時には『お席の利用は90分まで』という時間制チケットの導入に踏み切らざるを得なくなりました」
SNSやネット上の口コミ掲示板でも、「近くのカフェに入ったが全席PC禁止になっていた」「店員から露骨に退店を促す視線を浴びて集中どころではなかった」という利用者の困惑の声が散見されます。特にファミレスでの勉強はマナーと評判の観点から賛否が大きく分かれており、ドリンクバーのみの注文で消しゴムの削りカスを散らかす行為や、混雑するランチ・ディナー帯の長時間利用に対しては厳しい視線が注がれています。
また、図書館の自習室へパソコンを持ち込む際も配慮が欠かせません。公立図書館では「キーボードの打鍵音」「マウスのクリック音」が他の閲覧者のストレスになりやすく、持ち込みPCが許可されているのは「専用のPC利用コーナー(事前登録や座席指定が必要)」に限定されているケースが一般的です。ルールを確認せずに一般閲覧席でノートPCを開き、注意を受けて退席する利用者の姿も珍しくありません。