無柱空間というメリットの裏側に潜むのが、展示ホールならではの「床面の平坦さ」に起因する見え方の問題です。SNSやレビューサイトでポートメッセなごや座席見え方評判を精査すると、「前列の人の背丈でメインステージの足元が全く見えなかった」「後方ブロックだと巨大スクリーンしか見えない」という声が目立ちます。
日本ガイシホールや横浜アリーナのような専用アリーナ施設であれば、スタンド席に階段状の傾斜がしっかりと確保されているため、前の人の頭が視界を遮るリスクは低く抑えられます。しかし新第1展示館の大半を占めるアリーナ席は、コンクリートの平坦な床にパイプ椅子を並べるレイアウトが基本です。前後の座席間隔が狭い公演では、ステージ上の推しが完全に視界から消失する「埋もれ現象」が頻発します。
客席後方に可動式スタンド席(ひな壇)が設置される公演パターンでは視認性が大幅に改善しますが、全席オールフラットの構成が採用された場合、Cブロック以降の後方座席では8倍〜10倍以上の防振双眼鏡が手放せません。厚底のシューズで高さを補う観客が多いのも、この床面構造に対する自衛策と言えます。