学校説明会や公開行事、そして実際の在校生家庭の証言から浮かび上がるのは、徹底した「本物志向」と「妥協のないしつけ」です。
ある卒業生の保護者が語った手記には、次のような生々しい実体験が綴られています。
「入学当初、娘はランドセルの置き方やハンカチのたたみ方、姿勢の一つひとつまで丁寧に指導を受けました。家庭内で曖昧にしていた生活の基本を学校がプロフェッショナルとして矯正してくださる感覚です。宿題の量や提出物の締め切りに対しても厳格で、子ども自身が『自分のやるべきこと』から逃げない責任感を叩き込まれました」。
現場観察で目を見張るのは、児童たちの立ち振る舞いです。登下校時、九段下の駅から坂道を上る児童たちは、歩道を横に広がることなく整然と歩きます。電車内でのマナーについても学校側から継続的な注意喚起が行われており、近隣住民や駅利用者からも「いつ見ても清々しい」という好意的な評価が寄せられています。
一方で、この規律の厳しさは、家庭にも相応の覚悟を要求します。学校での提出物や日々の持ち物の点検、学校行事への参加など、保護者が学校の教育方針と密接に歩調を合わせることが不可欠です。近年増えている「学校にすべてお任せしたい」というスタンスの家庭では、親子ともにプレッシャーを感じてしまうケースが少なくありません。