興味深いのは、パチンコファン以外の地域住民から聞かれる声だ。近隣に住む60代の女性は「最初は大きな建物ができることに戸惑いもあったけれど、今は見え方が変わった」と話す。
近年、郊外型の大型アミューズメント施設に求められる役割は大きく変容した。広大な駐車場と自家発電設備、備蓄倉庫を備えた同店は、自治体との連携による災害時の一時避難場所としての機能や、帰宅困難者支援の協定などを積極的に整備。また、店舗周辺の定期的な清掃活動やチャリティへの取り組みなど、地域社会との接点を絶やさない地道なアクションが、かつてのネガティブなイメージを確実に和らげている。いまや郊外のメガホールは、街のレジリエンス(防災力)の一翼を担う存在へと変貌を遂げつつある。