ぶつけた覚えがないにもかかわらず爪が浮いてきたり、内出血で真っ黒になって痛んだりするケースもあります。代表的な2つの病態について解説します。
1. 先端から徐々に白く浮く「爪甲剥離症」の原因と治し方
爪甲剥離症原因と治し方について、メディカルノートなどの医学知見によると、爪甲剥離症は爪甲が爪床から剥がれて浮き上がり、白や黄色に変色する病態です。特に女性に多く見られます。主な原因は以下の通りです。
- 外的要因:長時間のジェルネイルや除光液(アセトン)の多用、爪を道具代わりにする物理的刺激、洗剤・化学物質への接触
- 感染症:カンジダなどの真菌感染、爪白癬
- 全身疾患・皮膚疾患:甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、乾癬、接触皮膚炎
治療は原因の特定から始まります。ネイルアートを一時休止し、低刺激の保湿ケアを行いながら、感染症があれば抗真菌薬、基礎疾患があればその治療を優先して行います。
2. 爪の下に血が溜まる「爪下血腫」の激痛対処法
ドアに挟んだり物を落としたりした際、爪の下に血液が溜まる状態を爪下血腫と呼びます。爪の下は密閉された空間であるため、溜まった血液の逃げ場がなく内圧が急上昇し、爪下血腫激痛対処法を求める患者が救急外来に駆け込む典型例となります。
血腫が爪の半分以上に広がり激痛が続く場合、医療機関では細い針や専用の医療器具で爪甲に小さな穴を開け、血液を排出させる「血腫穿刺(せんし)排液」を行います。穴を開けた瞬間に内圧が下がり、嘘のように痛みが消失します。感染症の危険があるため、決して自宅で安全ピンなどを熱して穴を開けるような自己処置は行わないでください。