ここからは現場の声を紹介しよう。筆者が2026年1月から3月にかけて収集したSNS・掲示板・Q&Aサイトの反応を分析した結果、実に興味深い傾向が浮かび上がった。
まず、英語圏の日本語学習者コミュニティでは「うんこ」は最初に覚える下ネタ日本語として定番だ。あるRedditのスレッドでは「日本語の授業で先生が真面目な顔で『うんこ』を教えたときの教室の空気が忘れられない」という投稿が2,000を超えるアップボートを集めた。これは日本語学習者にとって、下品さと真面目さのギャップが強烈な記憶として残ることを示している。
一方、英語圏の親世代の間ではpoopの使用が徹底されている。アメリカ小児科学会の2026年調査によると、家庭内で排泄を表現する際に“poop”を使う親は全体の約78%に達し、“shit”を使う親はわずか3%未満だった。この数値は、英語圏で「うんこ」に相当する語彙が年齢層別に完全分離していることを裏付けている。
さらに、TikTokでは#unkoタグが付いた動画が2026年3月時点で累計約1,200万回再生を突破。その多くは日本語の「うんこうんこうんこうんこ」をBGM代わりに使ったコミカルなダンスや、ペットの失敗を笑いに変える投稿だ。英語字幕は“Poop poop poop poop (Japanese meme)”といった注釈付きが標準となりつつある。